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詐欺行為?AIJ投資顧問事件

自信を持っている女性

AIJ投資顧問事件では2012年6月に詐欺容疑で4人の逮捕者が出ています。
当時、AIJ投資顧問は顧客に対して運用利回りを240%確保していると説明していました。
しかし、証券取引等監視委員会が2012年1月に検査した結果、その運用資産の大部分を消失していたことが分かりました。
AIJ投資顧問では中小企業で扱う厚生年金基金を運用することを主力としていました。
厚生年金基金から預かった資産2100億円のほとんどを失ったのです。
詐欺罪として刑事告発されて有罪判決をされAIJ投資顧問と傘下にあるアイティーエム証券から3名の控訴の棄却がされました。
AIJ投資顧の運用するファンドを販売していたアイティーエム証券に2009年2月に金融庁の証券取引等監視委員会からの検査を受けていました。
しかし、それにも関わらずその不正が見抜かれませんでした。
当時の業界ではすでにこの会社が「あやしい」という噂が上がっていました。
結局、不正が見抜かれたのはその3年後にAIJ投資顧問が検査を受けた時です。
ファンドの子会社のアイティーエム証券での検査に不備がなかったのなら、その親会社の検査が必要ということになります。
親会社の不正を見抜くためにはその子会社を検査するのに加えて親会社そのものの検査をしなければいけませんでした。
金融商品の販売を行なう企業は不特定多数の投資家を対象にするなら第二種金融商品取引業という登録がいります。
普段に投資家が接するのが第二種金融商品取引業の企業ということになります。
運用を任せるかどうかを判断する時にはこのような企業を調べていくことになります。
しかし、このような企業の上に親会社がいて実質的な経営権を持っているのなら子会社だけを調べていたのでは不十分だといえます。
詐欺を見抜くためにはその親会社のことも調べることが大事です。

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